ディップの株に投資すべきか?株主優待からチャート分析の全て

ディップの株に投資すべきか?株主優待からチャート分析の全て

決算説明・事業の状況

 

(決算説明動画)

 

(1)ディップの業績

 

当連結会計年度における我が国の経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善が続き、全体として緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、アジア新興国等の経済動向、金融資本市場の変動、近隣諸国との地政学リスクの高まりなど世界経済の不確実性は高く、日本経済の先行きは依然として不透明な状況が続いております。

 

国内の雇用情勢につきましては、平成30年2月の完全失業率(季節調整値)は2.5%となり、有効求人倍率(季節調整値)は1.58倍と引き続き高水準で推移しております。

 

このような環境のなか、人手不足を背景とした多くの求人需要がディップサービスに寄せられており、4月には307名の新卒社員を受け入れ、営業拠点を2拠点新設し(全34拠点)、3拠点の増床移転を行うなど、営業体制の基盤強化に努めてまいりました。また、主力事業であるメディア事業におきましては、営業力及び商品力を継続的に強化するとともに、前連結会計年度に続き、積極的な広告宣伝投資を実施し、サイト認知度の向上及びユーザー層の拡大を図ってまいりました。

 

これらの結果、当連結会計年度の売上高は380億62百万円となりました。営業利益、経常利益につきましては、新卒社員の入社による人材投資及び積極的な広告宣伝投資を実施いたしましたが、売上高が堅調に推移したことにより、営業利益107億99百万円、経常利益107億94百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は75億31百万円となりました。

 

なお、ディップは、第3四半期連結会計期間において、オンデマンド給料サービスを提供する株式会社BANQを子会社化したことに伴い、第3四半期連会計期間より連結決算へ移行しております。前連結会計年度については連結財務諸表を作成していないため、比較分析は行っておりません。

 

セグメント別の概況は、次のとおりであります。なお、第3四半期連結会計期間より新規事業を開始しており、当該事業の開始により報告セグメントに含まれない事業セグメント「その他」を追加しております。

 

@メディア事業

 

メディア事業におきましては、アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」、正社員・契約社員の求人情報サイト「バイトルNEXT」、総合求人情報サイト「はたらこねっと」などの事業を運営しております。

 

「バイトル」におきましては、8月末に約5年ぶりとなる大幅リニューアルを行い、検索トップ画面において、すべての求人・パート・社員(「バイトルNEXT」とのサイト間連携)の3つのタブを設置することで、それぞれの属性にあった求人情報が検索しやすくなりました。

 

また、職場の年齢層・男女比・雰囲気といった新しい検索軸の追加や、職場環境が一目でわかる「職場環境バロメーター」の導入など、様々な嗜好を持つユーザーの利便性の追求と、クライント企業とのマッチング精度の向上による媒体力の強化に取り組んでまいりました。

 

広告宣伝活動といたしましては、乃木坂46に加え、新しいイメージキャラクターとして欅坂46を9月から起用し、TVCFを放映するなどサイト認知度の向上に努めてまいりました。併せて、様々な芸能人が過去に経験したアルバイトの魅力を語るミニTV番組「私の職レポ」、乃木坂46のメンバーたちが初めてアルバイトに挑戦するミニTV番組「Myfirstbaito」の「バイトル」単独提供による放映を行い、アルバイトとして働くことの楽しさを訴求してまいりました。

 

加えて、番組と連動して未放映のコンテンツを「バイトル」アプリ内で提供することで、ユーザーのアプリ利用の促進を図ってまいりました。また、「その経験が夢につながる」をコンセプトとした芸能関係者などのサポートを行う「ドリームバイト」企画を継続的に実施しており、サービス訴求チャネルの拡充、及びユーザー層の拡大に注力しております。

 

「はたらこねっと」におきましては、人材需給の逼迫や働き方の多様化が進行する中で、引き続き、上戸彩さんを起用したTVCFを放映し、サイト認知度の向上と新たなユーザーの獲得に注力してまいりました。

 

また、4月よりロゴマークとサイトコンセプトを一新し、派遣求人情報サイトから総合求人情報サイトへ領域の拡大を行いました。“自分らしくはたらく”を探す求人情報サイトとして、派遣の求人情報はもちろん、正社員、契約社員、アルバイト・パートと幅広い働き方の選択肢を提供し、多様な希望を持つ求職者ひとりひとりに、それぞれのライフステージに合った最適なお仕事と出会えるサービスを目指す事で、さらなるサイトの価値向上を図ってまいります。

 

上記施策とともに営業活動を強化し、「バイトル」、「バイトルNEXT」、「はたらこねっと」の契約社数及び掲載情報数の拡大に注力した結果、当セグメントにおける売上高は360億98百万円となりました。

 

セグメント利益は売上高の増加に伴い138億31百万円となりました。

 

Aエージェント事業

 

エージェント事業におきましては、「ナースではたらこ」サイトへご登録いただいた転職を希望される看護師へ、医療機関を紹介する人材紹介事業を運営しております。

 

当連結会計年度におきましては、5月にサイトデザインを一新し、スマホ対応強化やお役立ちコンテンツを追加するなどユーザビリティの向上に努めてまいりました。また、キャリアアドバイザーの生産性向上や適正な人員配置等により、収益化に向けた施策を講じてまいりました。その結果、当セグメントにおける売上高は19億59百万円、セグメント利益は5億16百万円となりました。

 

Bその他

 

ディップでは、既存事業の事業価値を高めていくことに加え、「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」という企業理念のもと、社会貢献性や既存事業との親和性の高い新規事業を創出するための取り組みを積極的に行っております。

 

第2四半期会計期間からは、株式会社TBMが開発・製造する、石灰石を主原料とした紙やプラスチックの代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」(注1)製品を販売する新規事業を開始しており、環境負荷低減に寄与するだけでなく、求人情報ビジネス以外の領域へ新たな挑戦を始めております。11月には株式会社TBMの成長投資を促し、ディップLIMEX事業の営業加速を図るために、第三者割当増資を引受けております。

 

また、同じく11月に、働いた分のお給料を給料日を待たずに受け取ることができるオンデマンド給料サービス「ほぼ日払い君」を提供する株式会社BANQを子会社化しております。当サービスの利用ユーザーは様々なライフスタイルに合わせたお給料の使い方が可能となり、また、導入企業は求人情報からの応募者数の増加や、スタッフの定着率・モチベーションの向上などが期待できることから、ディップの顧客資産や営業力を活用し、「ほぼ日払い君」の導入企業の拡大を図ってまいります。

 

これらの結果、当連結会計年度における当セグメントにおきましては、事業環境の整備など先行投資段階にあるため、売上高は僅少であり、セグメント損失は2億97百万円となりました。

 
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